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2006-09-19 Tue 15:50
北京時代の曉は,毎日のように中国人と会話の練習をしていた。
知り合った中国人学生の中には,流暢な日本語を話す人もいたが,そうした学生と話をする時は,日本語を使わないでくれと頼み,中国語で会話をした。 きっと最初の頃の曉は 「私,食べる,ご飯。きっとオイシーね。あなたも食べるあるか?」 といった無茶苦茶な中国語を使い,彼らに頭の痛い想いをさせたに違いない。 しかし,そのおかげで3ヶ月たったころには,簡単な会話は特に問題なくこなせるようになった。 ちょうどその頃,家内と家内の両親が北京に来たのだが,どうにか面目を保つことができた。 語言大学の朋友,謝謝! 今年2月からは,上海の華東政法学院で中国法の勉強を始めたのだが,北京時代に比べると,中国人と会話する機会が減った。 どうしても中国語で書かれた法律書等の本を読むことが多くなるためである。 あるとき,華東政法学院の研究生である友人のD君とお喋りをしていると,彼が「君の表現は,正確ではあるけど,すこし変だ。中国人が話し言葉として使わない書面の言葉が混じっている。」というのである。 中国語には,口語という話し言葉と書面語という書き言葉があって,同じ意味の言葉でも,口語として使うものと書面語として使うものに区分されることがある。 中国人とお喋りをする機会が少なくなると,この区別が曖昧となってしまうのだろう。 曉が発した言葉は,D君の耳には 「近時,旅行の計画を立案した。幼少の頃から,シルクロードに興味を抱き続け,遂に夢が叶うのである。」というように非常に堅苦しく聞こえたのかもしれない。 習いたての外国語は,油断をするとすぐに忘れる。 外国語の習得は,やはり容易ではない。 スポンサーサイト
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| 暁弁護士の中国日記 |
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