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2006-09-29 Fri 10:23
髪がボサボサに伸び,だんだんと鬱陶しくなってきたので,1ヶ月ぶりに散髪に行くことにした。
上海に来てから,いろいろな床屋を試してみたが,神戸に住んでいた当時カットをお願いしていたYさん(夙川「バスク」)のようにバシッと決めてくれる人はなかなかいない。 そこで,曉は先月からワイフが利用している韓国系美容室に行って,髪を刈ってもらっている。 店はきれいだし,対応も悪くない,それにワイフがVIP会員(1000元のプリペイドカードを購入すると,VIP会員となる。会員とその家族は,料金が3割ほど安くなる。)のおかげで安い。 50元(750円)で一通りのことがしてもらえる。 曉が上海に来て初めて行った店は,カットが15元(230円)だった。 知り合いの紹介で行ったのだが,技術は悪くない。 理容師のお兄さんも人懐っこくて感じもいい。 しかし,往復の交通費が10元。 交通費がカット代の3分の2というのは,少しバランスを欠くように思う。一度行ったきりで,その店にはその後一度も行っていない。 中国人の友人の紹介で,中山公園近くの中国系美容室Yに行ったこともあった。 非常に評判が良いということだったが,髪を切りに行く当日,日本人留学生のSさんから実は問題のある店だと聞かされた。 Sさんによると,彼が上海に来て初めて行った美容室がYで,美容師の勧めに対して適当に相槌をうっていると,カット終了後,1000元(1万5000円)請求されたらしい。 その話を聞いたとき,曉は,これは何を言われても「不要!不要!」と言った方がよさそうだなと心構えをした。 美容室Yに行くと,評判が良いだけあって,店内は広くて清潔。 女性従業員の案内で大きな鏡のある席に坐る。 その従業員は曉の髪をシャンプーで泡立てながら,あれこれと話し始めた。 (再現) 従業員 「お客さん,白髪が結構ありますね。仕事が大変なのですか。白髪によく効くヘアトニックがありますよ。使ってみます。」 曉 「いいよ。特に気にならないから。」 従業員 「この薬は本当によく効きますよ。早めに手当てをした方がいいですよ。」 曉 「白髪が多いのは遺伝や。その薬はいらんよ。」 従業員 「お客さん。お仕事大変でしょ。」 曉 「まあね。」 従業員 「肩が凝ったり,腰が痛くなったりしません。」 曉 「それが,肩も腰も凝ったことがないのよ。」 従業員 「肩が凝っていなくても,マッサージを受ければ,リフレッシュできますよ。」 曉 「今日は髪を切りに来たから,マッサージは要らんよ。」 従業員 「お客さん,肌が荒れていますね。フェイシャルマッサージを受けた方がいいですよ。」 曉 「要らんよ。どうせ,高いやろ。」 従業員 「マッサージを受けた後,受けてよかったと必ず思いますよ。」 曉 「思わなかったら?」 従業員 「絶対思います。間違いありません。私を信じて下さい」 曉 「それなら,マッサージを受けて,僕が良かったと思ったら,お金を払うけど,少しでも不満があったらお金を払わないけどいい?」 従業員 「それは,ダメです。・・・・」 そうこう話をしているうちに,曉の頭は泡だらけになってしまった。泡を洗い流すところに移動し,洗髪してから元の場所に帰ってくると,先ほどの従業員が別の場所に案内しようとする。 曉が何処に行くのと聞くと,真面目な顔をして 「フェイシャルマッサージ」。 なかなかしぶとい。 曉には何を言っても無駄だと思ったのか,従業員の態度は急に悪くなった。店の隅の少し薄暗い席に連れて行かれて,その席に坐れと言う。 すると,美容師というよりは,床屋のオッちゃんという感じの寡黙な男性がやって来て,黙々と曉の髪を切り始めた。 さっきまで,あれこれ煩かっただけに,これで落ち着いて散髪をしてもらえると,曉は目を閉じて休むことにした。 すると,オッちゃんがおもむろに何か液体の入った小さなガラス容器を取り出して,曉に言う。 「この薬は少し頭につけるだけで,頭皮の状態が本当に良くなるんだ。抜け毛にも効くよ。」 結局,美容室Yに支払ったお金はカット・シャンプー代の35元(530円)のみ。 それにしても,美容室Yの売り込み攻勢はSさんの言うとおり執拗を極めた。 きっと美容室Yの従業員の給料は低額の基本給+歩合給なのだろう。駅近のロケーション,カットの技術,悪い店ではない。 しかし,曉は心に誓った。二度とYには行くまいと。 ただ普通に髪を切ってもらいたいだけなのに,店を出る時にはクタクタだ |
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