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『御仏のこころ』
2007-10-21 Sun 09:24
昨日から一泊二日で陽澄湖に行って来た。大学の国際交流処(留学生担当課)は,毎年一回,留学生のための国内旅行を企画している。旅行に要する費用は全て大学の負担で,留学生は無料で参加できる。去年,国際交流所から参加しないかとの連絡があったのだが,無料であるからには,どうせ安いホテルに泊まって,馬馬虎虎(いまひとつの意)な料理を食べるだけだと想い込み,参加を見送った。今年は,行き先が陽澄湖(上海蟹の名産地)と聞き,また家族も無料というので,ワイフを連れて参加することにした。すると,ホテルは五星級のリゾートホテルというではないか。そんな金があるなら,学費を安くしろと考えるのは曉だけであろうか。
朝午前9時に観光バスに乗り込み,陽澄湖に向う。途中,「錦渓」という水郷の街を遊覧。
自由行動時間が1時間ほどあったので,ワイフと水郷の街を散策し,「文昌閣」というお寺に参拝した。寺院に入ると,親切なお坊さんが線香(中国式で,日本の線香の3倍ぐらいの大きさがある)を曉に手渡し,祈祷の仕方を教えてくれた。お祈りのあと,少し離れたところに坐っているお坊さんに声をかけられたので,近くに行ってみた。
すると,お坊さんは曉の掌に仏を描いた黄色い布をのせ,「アーミートゥーホ(阿弥陀仏)」と何度も唱え,「この布を持っていれば,家内安全です。貴方だけでなく,貴方の家族も今後平穏無事です。この黄色い布に貴方と家族の名前を書いて,きちんと保管して下さい。・・・・」と言う。そして,名簿のようなものを出し,「ここに『一生平安』と書いてください。」と言い,さらに続けて「ここにお布施の金額を書いてください。699という数字が一番ありがたい数字です。」と言う。699元と言ったら,日本円にして約1万円である。「そんなお金はないよ。」と言うと,「私の話を聞きなさい。」「私には分る。貴方はお金を持っている。アーミートゥーホ,アーミートゥーホ。これは非常にありがたいものです。」ときた。最初,曉は面白がって坊さんの相手をしていたのだが,699元のお布施を出せとなかなかしつこい。曉はお坊さんに「そんな大金は持っていないから,もういいよ。」と黄色い布を返すと,このお坊さん「分った。499元でいい。」と言う。「99」(9は久と同じ発音であるため,永遠を意味する有り難い数字と考えられている)という数字は譲れないらしい。中学,高校と仏教系の学校に通い,少し仏教を学んだ曉としては,「アーミートゥーホ,アーミートゥーホ」とお祈りをされたにもかかわらず,お布施を一銭も払わずに立ち去るのは少し気分が悪い。そこで,199元で手を打つことにした。
ワイフも,別のお坊さんの祈祷を受け,お布施を渡すことになったのだが,ねぎって99元までまけさせたようだ。すると,お坊さんは,霊験あらたかな黄色い布を取り上げ,「あなたは99元だから,『一生平安』の『一生』の部分は略し,『平安』だけです。」と言ったとか。
中国での値段交渉にはかなり慣れた曉だが,お布施をめぐって値段交渉をすることになろうとは。中国では,信仰においてもネゴシエイトが必要なようだ。
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